教師修業トップへ  トップへ


「インターネットペア研究」で力量を高める

 徳田です。
 ペア学習の件です。

 > 夜、飲みながら今後の構想を考えている時にペア学習をやろうということになり
  ました。

 > ・私の何気ない道徳の授業がヒントになって次の構想が生まれた。
 > 「情報の発信者と情報の受信者が事実を変えていく」ということは日常茶飯事で
  ある。ということで、「情報のルートをたどれ!」という単元を開発する。(総合、道
  徳、教科につながる)
 > 徳田先生と二人で共同研究するつもりであるが、もしご協力できる人がいました
 ら メールをください。
 
 > さて、ペア学習に話を戻します。
 > 第1回のテーマは「基礎基本」です。
 > 教科書を開いたときに、何が基礎的基本的事項なのか、どのようにして基礎基本
  を教 えるか(習得させるか)ということを研究します。
 
 > 私の方は、授業開始の最初の発問または指示を分析したいと思っています。

 これは、以前波戸先生からいただいたメールを部分的に引用したものです。
 これからすると、当面、テーマは次の三本柱でどうかと考えます。

  1 「基礎・基本」をいかに習得させるか
  2 「今子どもたちにとって大事な問題・課題」どういうものがあるか、どういう
   授業づくりが可能か。(例、「情報のルートをたどれ!」)
  3 その他

 1は、毎日やっている各教科の1時間1時間の授業に関わるものです。
 どのようにすれば確実に「基礎・基本」を身につけさせることができるのか、授業
行為レベルまで踏み込んで、研究しようというものです。

 2は、
  「この問題は、この課題は今の子どもたちには大切なことで、是非とも扱わない
   といけない問題だ。
   だから、どういうものがあり、どのような授業づくりが可能か、研究しよう。」
というものです。
 この場合、今の子どもたちにマッチした、自分の受け持っているクラスにマッチし
た問題・課題を取り上げ授業化することになるので、受け持ちの子どもたちの実態
に合った、また今の時代に必要なことなどが「授業」できるわけです。

 以上を整理すると、次のようになるでしょうか。

  1 各教科の「基礎・基本」を
    いかに授業して
    身につけさせるか。
  
  2 今子どもたちに「必要なこと」「問題なこと」(課題)を
    いかに取り上げ、いかに授業すると
    子どもたちの認識を変えることができ、生き方・考え方にまで返すこ
   とができるか。

 上の1、2の、1行目は「学習する内容」「取り上げる内容」のことです。
 2行目は「指導法」「教材開発」のことです。
 3行目は、その指導法によって達成する事柄のことです。

 当面、この二つでどうでしょうか。
 そして、三つのその他は、「何でもあり」です。というより、今からいろいろと
考えていきましょう。

 とりあえずテーマについては、このように考えるのですが、いかがでしょうか。


 次のやり方についてです。
 当面、次のようにしたらどうでしょう。

  1 当面、1の「基礎・基本」のテーマを中心に、ペア研究をやっていく。
   
   (1) 自分が現在やっている授業・近々する授業を中心に、情報交換・
     検討を行う。
      ・ 教材研究や授業づくりが、この場でできる。
      ・ この件について、意見が聞ける。代案が聞ける。
      ・ 実践記録の検討・分析・整理ができる。
   (2) 最低一週間に一度はメール交換をする。(ノルマ)
   (3) できるだけ、教材文を送る。(メールかファックスで)
   (4) 発問・指示・説明など授業行為レベルを記す。
   (5) なぜその授業行為なのか、その意図もできるだけ記す。
   (6) 情報交換しながらでてきた「原理・原則」なりをまとめる。
   (7) 情報交換したメールはファイリングする。
   (8) (1)〜(7)をやっていきながら、やり方は随時工夫・修正していく。

 2 2の「今子どもたちにとって大切な問題・課題」のテーマについては、長い
  スパンで研究を行っていく。
  (1) 最低週1回というノルマは作らない。
  (2) したいときに、したい分だけ情報発信して検討していく。
  (3) そのときの状況に合わせて、「いつまでこれを創りあげる・まとめ上げ
    る」というふうにする。(進行状況やそのときの状況に合わせて、このテーマ
    のやり方は確定していく。)

 3 3の「その他」は、2と同様にする。


 以上、「基礎・基本」のテーマに関する研究の仕方は、お互いの授業を出してあっ
て研究し合ったらどうかと考えたのですが、いかがでしょうか。

 まだ、やり方や細かいところについては「言い足りないこと」があるので、また
メールします。


教師修業トップへ   トップへ